飛騨高山・春の高山祭
岐阜県 高山市
P25号
縦803×横606
京都の祇園祭、秩父祭りと並んで日本三大美祭といわれる高山祭りは、400年あまりの歴史を持ちます。 その名称は春・秋の年2回行われる祭りの総称で 、17世紀中頃、この地の大名・金森氏が領民たちに年2回の楽しみを与えようと行うようになったといわれています。 春の高山祭りは「山王祭り」といい、日枝神社の例祭で安川通り以南に住むの氏子により、毎年4月14日〜15日に行われ、春祭り屋台12台が曳き出されます。 秋の高山祭りは「八幡祭り」といい、桜山八幡宮の例祭で安川通り以北に住む氏子により、毎年10月9日〜10日に行われ、秋祭り屋台11台が曳き出されます。 どちらの祭りとも主な行事は、山車や、神輿が登場し、獅子舞、太神楽、雅楽、闘鶏樂、裃姿の警固などの行列が続く「祭り行列の御巡幸」、「屋台のからくり奉納」、「屋台曳きそろえ」、「夜まつり」などです。 闘鶏樂は、 一般にはカンカコカンの俗称で呼ばれ、鉦と締太鼓を頭上に上げ下ろし数十曲を奏しながら行進するものです。 獅子舞は、氏子に保存会が結成され伝承されているもので、16曲の舞いからなる囃子と獅子振りの二人 一組の絶妙なるコンビネーションによる舞いで、「松原獅子・兵助獅子・徳兵衛獅子(松原兵助という人が編み出した振りだそうです)」などととよばれているものです。 閑話休題、高山の各家では、貧富を問わず祭りのために裃だけは持っているそうです。 祭りに屋台が現れたのは1718年といわれています。一位一刀彫りと呼ばれる彫刻のみごとな装飾がほどこされ るなど、屋台が豪華なものになったのは、江戸時代、文化・文政の頃からと言われています。 「屋台のからくり奉納」は春の祭りでは、浦島の曲で檜桶の上で童子が舞う「三番叟」、弁財天が猿楽を舞う「龍神台」、玉とり獅子が回転する「石橋台」、そして秋の祭りの布袋と唐子のからくり「布袋台」 、これらのからくりは「離れからくり」と呼ばれ、樋の中を通した綱で遠隔操作されます。
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