流し雛行事は全国に存在するが、鳥取県用瀬町の流し雛行事は特に有名である。

流し雛とは現在のひな祭りの元となった行事で、無病息災を願い健やかな一年間

を過ごせるよう、男女一対の紙雛に梅の枝、椿、桃の花等 桟俵に乗せ、川に流す。

流し雛は源氏物語の「須磨」に出てくるほどの歴史を持ち、光源氏がお祓いをした人

形(形代)を船に乗せ、須磨の海に流したという著述がある。やがてこの行事が宮中

のひいな遊びへと発展し、雛祭りへと変わっていく。